マンション・戸建ての改修工事で部屋が臭い?外壁塗装・防水・シーリングの臭い対策

マンションの大規模修繕や外壁塗装、防水工事、シーリング工事の期間中に、シンナーのような臭いが部屋の中まで入ってくることがあります。
「窓を閉めているのに部屋が臭い」「洗濯物に臭いがつく」「子どもやペットへの影響が心配」と不安になる方も少なくありません。
工事中の臭いは、塗料や防水材、シーリング材に含まれる成分が原因です。完全にゼロにすることは難しいものの、材料選びや施工方法、換気や事前周知によって軽減できます。
本記事では、改修工事で発生する臭いの原因と、施工業者・オーナー・住民それぞれができる対策を解説します。

改修工事で発生する臭いの主な原因は、使用される材料に含まれる成分です。

1. 塗装工事

  • 溶剤系塗料(シンナー系)
    → 溶剤特有の強い臭いが発生することがあります。
  • 水性塗料
    → 臭気は弱めだが、完全無臭ではない。

2. 防水工事

  • ウレタン防水材
    → 樹脂や硬化剤が揮発して独特の臭いを放つ。
  • アスファルト防水
    → 加熱時に強い臭いを発するため、近隣からクレームが出やすい。

3. シーリング工事

  • コーキング材(シーリング材)
    → 揮発性の成分が臭気の原因。
    → サッシまわりや外壁の目地で使用されるため、住戸内に入り込みやすい。

臭いの主な成分:VOC(揮発性有機化合物)

・シンナー類、樹脂、接着剤に含まれるVOCが空気中に拡散。
・臭いの感じ方や体への影響には個人差があります。
 特に、小さなお子様や高齢者、臭いに敏感な方がいる場合は、十分な配慮が必要です。

マンションの改修工事では、窓を閉めていても臭いが室内へ入り込むことがあります。
主な侵入経路は次のとおりです。

  • 換気口や給気口
  • エアコンの配管まわり
  • サッシや玄関扉の隙間
  • 共用廊下や階段室
  • ベランダ側の窓や網戸まわり

特に外壁塗装やシーリング工事では、住戸のすぐ近くで作業するため、臭いが一時的に室内へ入りやすくなります。
換気扇を使用すると、室内が負圧になって外部の空気を吸い込み、かえって臭いが入りやすくなる場合もあります。臭いが強い時間帯は、工事場所と反対側の窓や換気設備を使うなど、状況に応じた対応が必要です。

工事に伴う臭いは、単なる「不快感」にとどまらず、暮らしの質や健康にも影響を与えます。

換気ができない
→ 夏場は窓を開けられず、室温上昇や熱中症のリスク増加。

洗濯物への付着
→ 外干しで臭いが繊維に染み込み、洗い直しが必要になる。

健康への影響
→ 臭いに敏感な方は、頭痛や吐き気、目や喉の刺激などを感じることがあります。
  小さなお子様や高齢者、ペットがいるご家庭では、特に注意が必要です。
 強い不快感や体調不良を感じた場合は、施工場所から離れ、必要に応じて医療機関へ相談してください。

精神的ストレス
→ 臭いに敏感な住民の方とのトラブル、管理組合への苦情が増加。

特にマンションでは共用部に臭いがこもりやすく、複数の住戸に影響が及ぶ点が重要です。

臭いの強さや続く時間は、使用する材料、施工範囲、天候、風向きによって異なります。
塗装や防水材を施工した直後は臭いが強くなりやすく、硬化が進むにつれて徐々に弱くなります。ただし、マンション全体の工事では作業場所が移動しながら続くため、数日から数週間にわたって断続的に臭いを感じることがあります。
施工業者から配布される工程表や作業予定を確認し、臭いが発生しやすい作業日を事前に把握しておくことが大切です。

近年、業界全体で「臭気低減」を意識した施工が進んでいます。

環境対応型の材料を使用
・低VOC、低臭タイプの塗料・防水材の採用
・水性塗料や無溶剤系の防水材を選定

作業環境の工夫
・送風機や排気装置を使用し、住戸側へ臭いが流れないよう風向きや排気方向に配慮する
・臭気が強い作業を日中にまとめる

臭いの拡散防止
・施工範囲を適切に区画・養生し、塗料等の飛散や臭いの拡散に配慮する
・共用廊下やエントランスへの臭気流入を防止

これらの工夫で、工事に伴う臭気は大きく軽減できます。

住む側の工夫もまた、快適な生活を守るために重要です。

工事予定日の把握
→ 臭いが強い作業日を事前に確認。

洗濯物の室内干し
→ 臭気の付着を防止。

窓の閉鎖と換気の工夫
→ 窓や給気口を閉め、空気清浄機を活用します。
  ただし、換気扇を使用すると外気を室内へ引き込み、臭いが入りやすくなる場合があります。
  工事場所や風向きを確認しながら使用してください。

住戸内の生活導線の工夫
→ 臭いがこもる部屋を一時的に使用変更。

さらに、工事前に管理組合が周知を徹底することで、住民の方々への理解が得やすくなります。

  • 材料選定時に「臭気対策」の有無を確認する
  • 実績のある施工業者を選ぶ
  • 入居者に「工事中の臭い」について丁寧に説明する

こうした事前準備が、工事ストレスの軽減とトラブル回避につながります。

栄和技建では、環境対応型の低臭材料や施工時の臭気対策を積極的に採用し、住民の方々が安心して過ごせる改修工事を心がけています。

改修工事に伴う臭いは完全にゼロにはできませんが、材料の選定・施工方法・住民への周知によって、十分に軽減できます。

オーナーや管理組合の方は「臭気対策を考慮する施工業者」を選ぶことで、住民の満足度を大きく高めることができます。
栄和技建では、建物の状態や周辺環境を確認したうえで、低臭材料の使用、作業時間の調整、住民の方への事前周知などを含めた施工方法をご提案します。
マンションや戸建ての防水工事・外壁改修で、臭いをできるだけ抑えたいオーナー様や管理組合の方は、お気軽にご相談ください。