高級感だけじゃない!マンション外壁に採用される“タイル仕上げ”の魅力と注意点

なぜ、マンションの外壁にタイルが選ばれているのか?

街中でひときわ存在感を放つ建物には、タイル張りの美しい外観。

エントランス周りやバルコニー面など、タイルが使われていると高級感や重厚感があり、

建物全体の価値が高く見えるという印象を持たれる方も多いのではないでしょうか。

タイル外壁は見た目だけでなく、耐久性やメンテナンス性にも優れており、

マンションのような大規模建築にこそ採用されることが多い外装仕上げです。

一方で、長期的な維持管理や補修、施工のリスクについても把握しておく必要があります。

このコラムでは、マンションオーナーの方に向けて、タイル外壁の特徴や注意点、

修繕工事時のポイントを専門的にわかりやすく解説します。

マンションでタイルが選ばれる理由

項目
タイル外壁
塗装仕上げ(吹き付け等)
見た目 高級感・重厚感あり フラットでシンプル
耐久性 ◎(20~30年以上) △(10~15年)
メンテナンス ◎(塗り替え不要) △(周期的な再塗装が必要)
コスト 高い(初期費用) 安い(短期での施工が可能)

タイルは一度貼ってしまえば長持ちするため、

30〜50年というスパンで資産価値を保つことが求められるマンションに適しています。

タイル外壁の施工・劣化と対応策

マンションのタイル外壁で最も注意すべきなのは、『浮き』や『剥がれ』といった劣化です。

安全性や資産価値にも影響するため、早期の点検と補修がとても重要になります。

【主な原因】
  • モルタル下地の劣化
  • 躯体の微細な動きや地震の影響
  • 雨水の侵入や寒暖差による膨張・収縮
【対応策】
  • 打診調査による浮き・剥離箇所の確認(10〜12年周期推奨)
  • エポキシ樹脂の注入やタイルの張り替えによる補修
  • 目地やシーリングの打ち替えで防水性を維持
  • 高圧洗浄+撥水処理による美観保持
  • 無色透明のアクリル樹脂系塗膜防水材の塗布

 ※微細なクラックを塞ぎ、タイルの浮きや剥落リスクを低減。美観を損ねず機能性をプラスする手法として近年注目されています。

 タイル外壁の劣化チェックリスト

*以下の項目に2つ以上該当するものがあれば、外壁診断をおすすめします!
項目 確認状況(✓)
外壁にひび割れや浮きがある

タイルが一部、剥がれている・落下したことがある

築10年以上で外壁調査をしていない

目地のシーリング材がひび割れている・痩せている

雨染み・カビ汚れが目立ち始めている

 

修繕計画とコスト管理の視点から考えるタイル外壁

【修繕計画】

タイル外壁は「塗り替え不要」とはいえ、メンテナンスフリーではありません。

マンションオーナーや管理組合にとっては、修繕計画の中に外壁点検・改修を

組み込むことが重要です。改修工事の際は、必ず全面打診調査を実施して、

その都度外壁の状態を知り、補修の対応をしていただきたいです。

それが、建物の長寿化に繋がります。

栄和技建では、調査後に現状に合った工事をご提案いたします。

 

【コスト管理】

定期的な改修工事は、建物の長寿化において必要不可欠になります。

また、近年の物価高等を受け、工事費が上がっています。

工事費の金額増加もオーナーの方にとっては悩みのタネです。

コスト管理の観点から以下の項目もご検討いただきながら、

修繕計画をお考えいただきたいと思います。

・足場費用は改修費全体の2〜3割を占めるため、他の外装改修と同時に行うことで効率化
・全体改修ではなく部分改修も視野に入れる※
・タイルが廃番になるリスクも考慮し、余剰タイルの保管や色調変更の柔軟性を事前に検討
・助成金制度や自治体の補助金を受けられる場合があり、事前に確認

※状態が良いものについては、部分改修でも十分な場合があります。

 しっかりと調査の上、施工業者と相談の上ご検討いただきたいです。

外観を保ちながら資産価値を守るために

タイル外壁は、「見た目が資産価値に直結するマンション」にとって重要な要素です。

◎外観の維持=入居者満足度・空室率・売却時評価に影響
◎ 改修工事の品質=数十年の資産維持に影響

マンションオーナーの方には管理組合や管理会社と連携し、

修繕計画を正しく見直していき、資産価値を守っていただきたいと思います。

📌 ワンポイント!

建築当時のタイルが廃番となっていて、似た色でタイルの貼替を行うケースがあります。

どうしてもタイルの色は合わず、美観を損ねてしまうことがございます。

無色透明のアクリル樹脂系塗膜防水・保護工法は、見た目をそのままに剥落リスクを

減らすことができる“優れモノ”です!

外観を変えずに安全性を高めたい方には是非ご検討お願いします。

まとめ:マンションの“顔”となる外壁。タイルの特性を理解し、後悔のない選択を

高級感あるタイル外壁は、マンションにとって「資産価値」と「美観」の

両方を支える重要な要素です。しかし、放置すれば剥がれや事故の原因にもなるため、

計画的な点検・改修が必須です。

マンションオーナーの皆さまにとっては、「何をいつ行うか」を見極めることが

建物の寿命を大きく左右します。

まずは建物調査から、お気軽にご相談ください。